わてが中学の時でんがなぁ、今の松竹京都が制作したTVドラマの『斬り抜ける』が放送されたんわぁ・・・
 あれから半世紀経って、その間何度も色んな放送局で再放送されとりますわなっ。
 あのドラマがオモロかったんは時代考証を踏まえた実証的な脚本でっしゃろなぁ。
 荒唐無稽な筋書きに堕することなく、軽妙でユーモラスな演技・演出を交えながらも、基本的にアクチュアルな時代劇に仕立てたんが良かったんですわぁ。
 あぁいうリアルで、落ち着いた時代背景の下繰り出すドラマに餓えます。
 今、松竹の京都撮影所にゃあ、立命館大学映像学部の実習用スタジオが在るそうでっけど、コンテンツの枯渇した現在、往年の松竹京都が成したような実証主義的な映像作品が新たに制作されることを願って已みません。