共通テストの運営におけるコロナに感染した受験生への取り計らい方について、文科省が先月下旬にオミクロン株の感染者については別室での受験も認めないとしていたところを、岸田首相の指示に因り大学毎の個別試験だけで合否の判定を可とする方向に転換されたことで、受験生らの間には公平性が確保されるのかといった不満の声が高まっていると云う。

 40年ほど前から始められた国公立大学入試における共通テストも、始められた往時には野党から挙がった大学間格差の是正に応じて文教当局が重い腰を上げた観が在ったが、当時の東大学長であった平野竜一さんは大学に格差が在るのは当たり前だと反発していた。

 大学間格差是正の声から起ち上げられた共通テストも然ることながら、1983年の最高裁判決で愈々政界にとって避けて通れない重い課題として眼前に突きつけられた1票の格差是正の政治課題は過疎化が進む地方で自民党の先生方が1票を買うことは都市部で3票買う効果を与えるものだとして、保守性の強い地方から選出される政治家の国政に与える力の強さを抑止する趣が有った。

 1983年の最高裁判決は1票の格差が3倍以上に達すれば憲法14条法の下の平等に反するとしたが、地方のインフラ整備に国から予算を引っ張ってくる地方選出の議員にとって1票が都市部の有権者らが投げる票の3倍の価値を持つことは強ち不当な格差とは言えない面を看る。

 そも、衆議院が何故選挙区毎に議員を選出しているかという趣旨を勘考するならば、単に1票当りの有権者数を統計的に算出し、形式的に較べて水平化すべく、安直に選挙区の線引きを更えるというのは二階俊博元自民党幹事長が憤ったように失当の考え方だと言える。

 先に改正された関連法は長らくドント式で配分してきた選挙区の線引きを近くアダムズ方式に切り替えるとしたが、1票当りの有権者数を水平化する為だけの算術で選挙区の線引きを弄ぶ態度には少々戯画的な態度を感じ、もっと社会の実情に応じた手立てを提案したくなる。

 アタシャあ、いっそのことヤマト運輸の配送コードを準用したらえぇのんちゃうかぁ思いますのやぁ

 00は札幌ベース、その他0番台は北海道で、10番台は東北、20番台から30番台は首都圏で、40番台は信越・北陸、50番台は東海、60番台は近畿で、70番台は山陰・山陽、80番台は四国、90番台は九州・沖縄でっけど、20は北東京、21は茨城、22は栃木、23は群馬、24は埼玉、25は千葉、26は横浜、27は厚木ゲートウェイ、28は神奈川、29は羽田と来て、30もまた北東京、31は東京、32は羽田クロスゲート、33は西東京、34は西埼玉、35は船橋、36は新東京、37は山梨、38は東東京、39は埼京とし、去年まで17・18は秋田県の大舘・横手だったけど、17を埼玉三芳、18を川口領家に替え、新たに19を設け枝川(千代田区)としましてん。

 んで以て、60は大阪、61は西大阪、62は京都、63は滋賀、64は奈良、65は和歌山、66は兵庫、67は姫路、68は北大阪、69は東大阪としよって、40は新潟、41は長岡、42は長野、43は松本・・50は静岡西、51は静岡、52は浜松、53は三河、54は名古屋、55は三重、56は飛んで57を愛知、58は岐阜・・・70は岡山で71を三次とし、広島県三次市に在る三次ベースが島根県全域をカバーし、72は広島、73は山口、74から76を飛ばして77が津山で、岡山県津山市に在る津山ベースが鳥取県全域をカバーしとりますのやぁ。

 民間が血の出る努力で全国をカバーし、懸命に収益を確保しとるさき、衆院定数配分の問題も単に1票当りの有権者数を水平に揃える手立ての算術だけに拘らず、生きた経済の実態に合わせて工夫しよったらえぇのんちゃいまっしゃろか?