維新前まで古く宮中で行われてきた祭事たる新嘗祭を明治新政府が11月23日に固定してより、その祭日となる今日の日中は一日を通して雨に祟られた前日の天候を刷新し穏やかな日和を見た。

 この祭日よりちょうど1ヶ月前となる10月23日、中国・ロシアの軍艦併せた計10隻が大隅海峡を同時に通過し、両軍艦は先に10月18日津軽海峡を通過していた。

 中国とロシアの軍艦が同時に津軽海峡を抜け、太平洋側を南下し、大隅海峡を通って東シナ海へ抜けた。

 ロシアは日本海における大和堆でもミサイル発射実験を行っており、近年頓に喧しくなっている中国海軍の東・南シナ海における大胆な進出と併せ、ロシアもまたアメリカと同盟を結ぶ日本の近海で挑発的な行動を露わにしている。

 大戦の反省から日教組OBたる老人らが駅前の街頭で喧しく訴える憲法9条の護持がまこと現在の日本における国民の生命と財産を守る筈の態度と理解されようか?

 既に日本政府は国連中心主義を唱え、わが国は日米安全保障条約を締結し、国際社会におけるアメリカとの協調を堅持する態度を明らかにしている。

 その中でわが国が国際紛争を解決する手段として武力による威嚇又は武力の行使を国民の総意を以て実行するだろうか?

 時代の亡霊に取り憑かれた惚け老人らの街頭運動をよそに、現実は中国・ロシアといった大国がわが国への威嚇を逞しくしている。

 国の交戦権を認めぬ憲法は陸海空軍その他の戦力不保持を規定するが、憲法制定時から時を経た今、真に日本国民の生命と財産を守るべき憲法が中国・ロシアといった大国によるあからさまな威嚇に対して、依然徒手空拳で防衛に尽くせと求めているのだろうか!?

 憲法9条改正は日本を"いつか来た道"に引き戻す大罪であると喚く者らは何ら防衛の術を整えずして中国・ロシアといった大国に儘わが国民の生命と財産が侵されることを許すのか!?

 わが政府が国民の総意に抗って国権の発動たる戦争を他国に対して実行する時代は疾うの昔に過ぎ去っており、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求するわが日本国民の総意は中国・ロシアといった大国による軍事的な威嚇に対して敢然と抗う態勢を整えることに異議を唱える筈はない。

 わが国民の生命と財産を守る為に時代の変化からそぐわなくなった憲法9条の改正を図ることこそ、全うな日本人の希求する処だ。


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