麻生さんの派閥に属する河野太郎候補を麻生派では派閥を挙げて支持するとはしていない。

 安倍さんをオーナーとする清和政策研究会は岸田候補に高市候補を加え2本立てとするという。

 河野候補は予てから党の先輩方の態度に批判を果たしてきたし、河野総裁ともなれば麻生さんや安倍さんらの党への発言力は大分翳りが出てくるだろう。

 岸田候補は派閥均衡の歴史を長くする自民党において歴とした派閥の領袖だ。

 んだから、麻生さんや安倍さんらからすりゃあ、岸田総裁誕生に力を貸してやりゃあ、岸田政権下でも一定の発言力を維持することができる。

 麻生派がはっきりと岸田候補支持を明らかにすりゃあ、世間で人気を高くする河野候補を自派に置きながら、政治的な意図から河野候補を負けさせる態度を露わにしちゃうから、麻生派として誰を支持するか敢えて一本化を遂げていない。

 清和会もまた他派閥の領袖たる岸田候補を派閥を挙げて支持するとはせず、総裁当選後の岸田さんに恩を売るべく安倍さんが好む高市候補を鞘当てに使ってる。

 4人も立候補したからには1回戦で河野候補が過半数を獲得することはできず、例に依って決選投票に持ち込めば、国会議員票382に対して党員・党友票は全国の各都道府県連に割り当てられた1票に集約されるから合計しても僅か47票にしかならず、俄然、永田町内だけでの流れで総裁が決まることとなる。

 安倍さんが高市候補を担いだ理由もそこに在って、国会議員と等しく382票を持つ党員・党友の投票を加えた1回戦で河野候補が罷り間違っても過半数の得票に及ぶことのないよう、票を割ることに狙いが在って、河野候補と岸田候補が決選投票に臨んだ段階で清和会は麻生派とともに岸田候補へ恩を売るという絵図だ。

 池田隼人と佐藤栄作が総裁選に臨んで互いに大金をばら撒き合った時代から、金と数で総裁を決めてきた自民党を人々は嫌い、自民党政治に倦んでいるのに、今度の総裁選もやはり岸田候補が当選するのだろうか・・・


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