acec2149.png ローマ神話で火の神を意味するバルカンの辞はセルビア人・ボスニア人・クロアチア人らが抗争・葛藤を続けた地域に当てられた辞であった。

 んで、わが国でバルカン政治家のレッテルを貼られた政治家と言えば、三木武夫や菅直人らを憶い起こすが、中曽根康弘や小沢一郎らをバルカン政治家と呼ぶことはなかった。

 自民党を離党した小沢が池田大作を頼った時、中曽根は「小沢君は禁じ手を使った」と謗ったが、小沢とともに自民党を離党し、小沢の片腕と評された二階俊博衆議は今や旧中曽根派の領袖に収まっている。

 その二階が客分に迎えた細野豪志は正式な自民党議員として認められるべく来る総選挙を首を長くして待っているが、小池百合子の旗揚げに呼応しながら頓挫した経緯から、議席を維持した後も暫くは二階の子分として政界に雌伏するであろう。

 しかし、二階の寿命を考えれば、ゆくゆく細野は自民党内でバルカン政治家的立ち位置を余儀なくされ、それが彼の政治生命を燃え尽くすか、燃え盛るか、彼自身の意志に拠ることとなる。

 問題は時間がそれを許すかだ。

 未曽有のウイルス禍を一過性のものと捉えている向きを多くする中、細野豪志が果断な行動を得なければ、彼自身の政治生命を存外早く消滅させることを自覚しているか否か、本人に問い質したい処だ。


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